
片付けをしようと思ったとき、必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。
それが「いつか使うかも」。
明らかに使っていないのに、捨てる決断ができない。
その結果、物は減らず、片付けも終わらない。
こんな経験はありませんか?
実は、片付けが苦手な人ほど「いつか使うかも」に縛られやすい傾向があります。
でもこれは、性格の問題ではありません。判断基準が曖昧なだけなのです。
この記事では、「いつか使うかも」と感じる物を前にしたとき、
どう考えれば手放せるのか、どこを基準に判断すればいいのかを、具体例を交えて解説します。
無理に捨てる必要はありません。
「納得して手放す」ための考え方を、一緒に整理していきましょう。
なぜ「いつか使うかも」は手放せないのか
まずは、「いつか使うかも」が生まれる理由を知ることが大切です。
① 未来への不安があるから
「また必要になったらどうしよう」
「買い直すのがもったいない」
こうした不安が、物を手放す判断を鈍らせます。
② 使っていない=不要と認めたくない
使っていない事実を受け入れるのは、少し勇気がいります。
「選んだ自分の判断が間違っていた」と感じてしまうからです。
③ 片付け=捨てることだと思っている
「捨てなきゃいけない」という思い込みが、心理的ハードルを上げています。
だからこそ、「捨てるか・捨てないか」ではなく、
**「今の自分に必要かどうか」**という視点が重要になります。
「いつか使うかも」を判断するときの基本ルール
迷ったときは、まずこの3つを意識してください。
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過去ではなく「今」を基準にする
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具体的な予定があるかどうかを見る
-
持ち続けるコストを考える
このルールをもとに、具体的な判断基準を見ていきましょう。
判断基準①「最後に使ったのはいつか?」
最もシンプルで効果的なのが、この質問です。
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半年以上使っていない
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1年以上触っていない
-
存在を忘れていた
このどれかに当てはまるなら、「いつか」はかなり曖昧です。
特に重要なのは、
使っていない理由を説明できるかどうか。
「使うタイミングがなかった」ではなく、
「今の生活に合っていない」可能性を疑ってみましょう。
判断基準②「使う予定が具体的か?」
「いつか使うかも」が危険なのは、時期も用途も決まっていないことです。
例えば、
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来月の旅行で使う
-
子どもが入学したら使う
-
仕事で〇月に使う
このように具体的な予定がある物は、残してOKです。
一方で、
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いつか
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そのうち
-
もしかしたら
という言葉しか出てこない物は、手放し候補に入れても問題ありません。
判断基準③「今の生活に合っているか?」
人の暮らしは変わります。
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ライフスタイル
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仕事
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家族構成
-
価値観
昔は使っていた物でも、今の生活に合っていなければ、
それは「役目を終えた物」かもしれません。
「また昔の生活に戻ったら使うかも」と感じたら、
今の自分を大切にしているかを考えてみてください。
判断基準④「同じ物を今なら買うか?」
とても有効な判断基準です。
-
今これを店で見たら、買う?
-
お金を出してでも欲しい?
答えが「NO」なら、
その物は今の自分にとって優先度が低いということ。
過去に買った事実より、今の価値観を優先していいのです。
判断基準⑤「保管するスペースに見合っているか?」
物は、置いておくだけでコストがかかります。
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スペースを占領する
-
探す時間が増える
-
管理の手間がかかる
「いつか使うかも」という理由だけで、
今の快適さを犠牲にしていないかを考えてみましょう。
それでも迷う物への対処法
どうしても判断できない物もあります。
そんなときは、無理に捨てなくて大丈夫です。
① 保留ボックスを作る
期限を決めて、一時的にまとめておきます。
② 数を減らす
全部捨てるのではなく、一部だけ残すのも立派な整理です。
③ 使ってみる
実際に使ってみると、答えがはっきりすることも多いです。
「いつか使うかも」を減らす考え方
完璧を目指さない
判断に迷うのは普通のことです。
手放す=失うではない
スペースと気持ちの余裕を得ています。
何度見直してもいい
片付けは一度きりではありません。
まとめ|「いつか」を具体化できない物は見直しどき
「いつか使うかも」と思う気持ちは、とても自然です。
でも、その「いつか」が具体化できないなら、
今の生活では必要ない可能性が高いと言えます。
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最後に使った時期
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具体的な予定
-
今の暮らしとの相性
-
今なら買うかどうか
-
保管コスト
この判断基準を使えば、
無理なく、後悔の少ない片付けができるはずです。
片付けは、自分を責める作業ではありません。
今の自分が心地よく暮らすための選択です。
今日ひとつ、「いつか使うかも」と思っていた物を、
この基準で見直してみてください。
